熊坂 出
2021/カラー/シネスコ/117分
【物語】
生時、社会からスルーされ続けたゴッホに自らを重ね、社会に反抗する17歳の花田花梨(小野)は、妻を失った父(古舘)と歳の離れた妹(野田)と暮らしていた。
半ば引きこもりの日々を過ごしていた花梨は、父との言い争いをきっかけに、両親が海外赴任のため一人暮らしをする親友・風子(見上)のアパートへ転がり込むことに。
ある日、渋谷へ向かう道中の電車内で病人に席を譲ったときの得も言われぬ感覚が、花梨にあるひらめきをもたらす。
"現実×フィクション=世直し"
リアルにフィクションを混ぜて伝えることで、もっと「肯定される喜び」を伝えられるのではないか!?
風子の協力を得た花梨は、 “プリテンダーズ”を結成。武器は“アイデア”と“SNS”のみ。
満員電車でのケンカを喜劇に変えたり、ゾンビを街に出現させたり……
次々と型破りなドッキリを仕掛け、フィクションをファンタジーへ昇華させ、本気で世界を変えようと突き進むふたり。
プリテンダーズは、どんどん協力者を増やし、リアルとフィクションの混合動画を立て続けに公開。
そして遂に、RTされ…RTされ…ついにバズる!
しかし、ふたりを待っていたのは[社会]からのしっぺ返しだった・・・!?
【出演】
小野花梨 見上愛 古舘寛治 奥野瑛太 吉村界人 柳ゆり菜 佐藤玲 野田あかり 森本のぶ 赤間麻里子 村上虹郎 津田寛治 渡辺哲 銀粉蝶
【音楽】
YURI SHIBUICHI
【映画祭】
第43回ぴあフィルムフェスティバルクロージング上映作品
第24回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭
マドリッド国際映画祭2022
以下ノミネート
外国語長編映画部門最優秀作品賞
外国語長編映画部門最優秀監督賞<熊坂出>
外国語長編映画部門最優秀助演男優賞<古館寛治>
外国語長編映画部門最優秀編集賞
第6回LAアジアンフィルムフェスティバル
2017/カラー/HD/95分/
【物語】
『パーク アンド ラブホテル』で日本人初となるベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出監督の最新長編映画『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』
この作品作りのきっかけとなったのは、自らも茅ヶ崎出身で洋楽ポップスの一流プロモーターにして日本一のレコードコレクターである宮治淳一。小中学校時代、桑田佳祐と同級生だったという宮治は“サザンオールスターズ”の名付け親としても知られる。数々の音楽人を輩出し、多くの文化人とも所縁の深い土地である茅ヶ崎の芸能史を自らの手で執筆・編纂するという作業を、数年前から密かに始めていた宮治だが、昨年友人桑田佳祐が還暦を迎えるにあたって、茅ヶ崎と芸能との関係性、その謎を探る映像作品を制作し、桑田にプレゼントしようと思い立った。
映画監督の熊坂、そしてより多角的に茅ヶ崎を捉えていく上で、日本を代表する人類学者中沢新一、この二人に協力を依頼し映像作りが始まった。中沢は自身のライフワークでもある“アースダイブ”という手法で、数万年規模というマクロの視点から茅ヶ崎の秘密を探っていく。
できあがった映像を見た桑田はそのサプライズプレゼントに大いに感銘を受けたという。その桑田の反応に呼応するように、宮治、中沢ともに、さらなる茅ヶ崎探訪の欲求が高まっていた。それぞれのアプローチで始めた作業が徐々に進んでいく中でやがて、両人ともやはり、茅ヶ崎を代表する音楽人のひとりである“桑田佳祐”の存在を掘り下げていかざるを得ないことを感じ始めていたのだ。茅ヶ崎をたどることで、桑田佳祐へと行き着き、さらにその先に日本人の心までも垣間見るという、予想もしなかった方向へと導かれていくことを予感した二人は、さらにこの作品を発展させ『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』というひとつの映画作品として成立させ、一般公開を目指していくことになった。
こうして、その後作品作りはさらに本格化していき、なんと、かの加山雄三へのインタビューも敢行。さらには、高校生時代の宮治の記憶をもとに、ドラマチックな結末へとつなげるべく、桑田佳祐の出演による衝撃的な結末シーンも撮影されることとなった。こうして『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』は、音楽探訪記でありつつ、同時に音楽伝記であり、音楽文化史でもあるという、他に類を見ない異彩を放つ作品として完成したのである。
【出演】
宮治淳一 中沢新一 加山雄三 萩原健太 小倉久寛 神木隆之介 野村周平 賀来賢人 須藤理彩 安田顕 桑田佳祐
【音楽】
サキタハヂメ
【映画祭】
第6回茅ヶ崎映画祭
第37回ハワイ国際映画祭
広島国際映画祭2017
2014/カラー/HD/112分/R15+
【物語】
ロケンローラーになりたい女子高生・樺山由佳(土屋太鳳)は、高校最後の夏休みに何者かに拉致され気を失った。意識を取り戻すとそこは廃校の図書館で、クラスメート達と命懸けの「人狼ゲーム」をやらされることに。「人狼」のカードを引いた由佳は、生き残るために、クラスメート達を騙し殺さなければならなくなる。「人狼ゲーム」シリーズ第二弾。
【出演】
土屋太鳳 森川葵 青山美郷 藤原季節 佐久間由衣 小野花梨 加藤諒 育乃介 國島直希 桜田通
【音楽】
スパン子
2013/カラー/HD/110分
【物語】
本の虫で自己主張が苦手な女子高生・愛梨(桜庭ななみ)は、親友の尚子(梶原ひかり)と帰宅途中、何者かに拉致され気を失う。意識を取り戻すとそこは廃校で、見知らぬ高校生達と命懸けの「人狼ゲーム」をやらされることに。生き残るために殺し合わなければならなくなってしまった子供たちの物語。
【出演】
桜庭ななみ 大賀 竹富聖花 岡山天音 藤原薫 大沢ひかる 平埜生成 梶原ひかり 入江甚儀 藤井美菜
【音楽】
スパン子
2012/カラー/HD/117分
【物語】
リルウ(ジャバテ璃瑠)は、ギニア人で吟遊詩人の父親(ラミン・ユール・ジャバテ)と日本人の母親を持つ小学5年生の女の子。いつも一匹オオカミでいるリルウにクラスメイトのゲンチャが言う。「リルウって笑わないよな」 そんなある日、リルウは笑い上戸のこころ(仲村渠さえら)がいつになく沈んだ顔をしているのに気がついた。「夢を見ることができなくなったの」こころは毎日夢を見るのが唯一の特技だったと話す。リルウは、こころの夢を取り戻すことを決意。リルウの冒険が今、始まる!
【出演】
ジャバテ璃瑠 仲村渠さえら ユール・ジャバテ りりィ
【音楽】
清水靖晃
【映画祭】
・韓国 第6回シネマデジタルソウル グランプリ・国際批評家賞
・中国 第37回香港国際映画祭
・スコットランド 第66回エジンバラ国際映画祭
・日本 第34回ぴあフィルムフェスティバル
・日本 第9回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
・日本 第29回高崎映画祭
2009/カラー/HD/38分
【物語】
小春(阿部彪也)はロックと児童文学が大好きなデブの小学5年生。ある朝、小春が友達と5人で登校していると、キノコが大好きなたきがみ君(伊東陸)に声をかけられる。「お前らいいもん見たいか?」小春たちがたきがみ君について行くと、巷の小学生の間では有名なヌシ(ウド鈴木)の館の前に到着。「いいもん」はヌシの館の庭に広がる深い森の中にあると言うのだが…。
【音楽】
日比谷カタン スパン子
「105人の時間展」(静岡県文化財団GRANSHIP主催)にて上映
2007/カラー/35mm/111分
【物語】
バックパックの白髪の少女、美香(梶原ひかり)はポラロイドカメラでとあるものを撮影しながら東京を放浪している。美香はいつの間にか迷い込んでしまったラブホテル街で、老人や子供たちが入っていく奇妙なラブホテルを見つけた。子供たちの後をつけてそのラブホテルに入り、美香は子供たちと共にエレベータに乗り込む。なんとそのラブホテルの屋上は公園になっていた。美香はその屋上公園でこっそり一夜明かすことにするが、ラブホテルのオーナー艶子(りりィ)に見つかってしまい…。
【出演】
りりィ 梶原ひかり ちはる 神農幸
【音楽】
日比谷カタン ORAN HONZI idehof
【映画祭】
・韓国 第12回釜山国際映画祭コンペティション部門正式招待
・ドイツ 第58回ベルリン国際映画祭 最優秀新人作品賞受賞
・ドイツ ニッポンコネクション 日本映画祭
・ドイツ ライプチヒ日本映画祭
・オランダ CinemAsia Film Festival 2008
・スペイン 第10回バルセロナ・アジア映画祭
・イタリア 第44回ペサロ映画祭
・クロアチア 第10回モトヴン映画祭
・オーストラリア 第17回ブリスベン国際映画祭
・アメリカ NYTFGP FESTIVAL 2008
・香港 第5回香港アジア映画祭
・ベラルーシ ミンスク国際映画祭 リスタパド2008 special diploma 授与
・ノルウェー トロムセー国際映画祭
・日本 第23回高崎映画祭 若手監督グランプリ受賞
・イタリア ミラノ映画祭
2010年 国際交流基金ロンドン/日本プログラムでの巡回上映
(イギリス・アイルランド・スコットランドを巡回上映)
2004/カラー/DV/30分
【物語】
アラーキーを目指す小学6年生のミルク(大垣海)は、カフェで働く聾唖の店員、珈琲(大前美香子)に恋している。ある日ミルクは、悪友のフジオ(松澤光敬)に「写真で告白したらどう? オシャレにいこうよ」とそそのかされ、その気になる。ミルクは珈琲のために、音を「写真に撮る」ことにするのだが…。
【音楽】
スパン子 鈴木俊治 熊坂義人 ジェシー・モミイ
【映画祭】
・ぴあフィルムフェスティバル2005
審査員特別賞 / 企画賞(TBS賞)
/クリエイティブ賞(エイベックスエンタテインメント賞)
・第2回SKIPシティ国際デジタルシネマ映画祭
短編部門グランプリ受賞
・ニューモントリオール国際映画祭正式招待
・シンガポール国際映画祭正式招待
・ドイツ ニッポン・コネクション正式招待
・フランス/パリ KINOTAYO正式招待
・ポルトガル リスボンビレッジフィルムフェスティバル正式招待
2001/モノクロ/DV/11分
【物語】
浜辺で、ある男(戸田昭吾)が自分の影に斧を振るっている。男は自分の影を切り離そうとひたすら斧を振るっている。その内、男は、自分の影と遊ぶ子供と出会うが…。
1998/フルCGアニメーション/カラー/BETACAM/8分
【映画祭】